嗚呼万年筆! こんな時代に敢えて手書きにこだわってみる
嗚呼万年筆! こんな時代に敢えて手書きにこだわってみる
あれ?この字であっていたっけ?
そう思ってスマホで調べると必ず合っているので調べた意味がないのだけれど
合っている自信がないランディーです。はじめまして。
それもこれもパソコンやスマートフォンの普及で増々我々現代人が手で書くことをしなくなっているからです。
時は満ちた。今こそ万年筆に回帰するのだ!
きらりと光る逸品を内ポケットに差したくなるお年頃なのです。
万年筆の礎を築いたウォーターマン
万年筆は液体を吸い上げる毛細管現象を利用していますが、最初にそれをペンに応用したのがウォーターマンです。ソビエト出身のロボ超人はウォーズマンです。
もともとアメリカのブランドだそうですが、倒産して今はフランスにあります。
どうですか、この高級感あふれるまばゆいゴールド!
ツタンカーメンのお宝か!という意味不明なつっこみをかましたくなります。
お値段ですか?お任せください。今回特別価格にてご奉仕させて頂きます。送料はなんと540円でございます。
注目のお値段は¥ 3,239,460です!
はい、約320万円ですね。端数きっとけよ。送料請求すんな。ってランディー的にはこっそり思ってしまいます。
こんなお高級なものを実店舗ではなくアマゾンで気軽にポチっとできる方は凄いですね。
間違って数量を10とか押してしまったらどうなるでしょうか。
3200万です。アマゾン破産です。
いつもの通り佐川急便の元ヤン風のおねえさんが届けてくれるのでしょうか。
よくよく考えたら送料540円って安すぎ。普通に送る気満々ですね。マラソンみたいに白バイの護衛つけて届けてほしいのですが・・・
「佐川急便で~す。お荷物お届けに参りましたぁ~」
「ああ、お疲れ様です。ところでお姉さん、その荷物3200万円なのですよ」
「えええええええ!!!!!」その場で気を失い部屋に運んで介抱。このような淡いロマンス込み込みの3200万なのでしょうか?
ランディーの半分はアルコールでできています。いつになくアホな記事を書いているのはアルコールのせいです。
真実はもとからアホだからなのですが、飲んでもまだ虚勢をはっているのはアルコールならこの際なんでもいいや、とさっき飲んだマウスウォッシュが幾分脳をクールに保っているからのようです。
モンブランの万年筆
私世代にはモンブランと言えば万年筆の代名詞なわけですが、スイスのコングロマリット、リシュモングループが買収して以来その主力製品は高級腕時計になっているようです。
1993年にモンブランはリシュモングループの傘下に入ります。新社長はモンブランの筆記用具は実用品ではなく装飾品でいく!と戦略変更したとのことです。庶民にはけしからん話です。
ランディーはモンブランが買収される前の1991年か92年の万年筆を父にプレゼントしたことがあります。装飾品になる前の古き良き実用のための万年筆です。今度実家に行ったら文字を書かせて貰おうと思います。
ペリカン万年筆スーベレーンシリーズ
ペリカン社もスイスに本拠地を置く会社。
その代名詞ともなっているロングセラー製品がスーベレーンシリーズ。スーベリーがとっても宜しいのでしょうか。
サイズ順に大きい方からM1000、M800、M600、M400、M300などあるようです。
ランディーは緑色が大好きなので、これが欲しいです。
これは1997年の世界万年筆人気投票で1位になったものだそうです。
どなたかお金が余りすぎて困っている方いらっしゃいませんか?
プレゼント年中受付中でございます。
クリップ部分がペリカンの嘴のデザインになっていてかわゆいです。
べつにかわいさなんて求めてないのですが・・・
パーカー万年筆の最高峰・デュオフォールド
会社はフランスが源流ですが、現在はアメリカのニューウェル・ラバーメイド・グループの傘下に入っています。
デュオフォールド クロワゾネ リミテッドエディション センテニア万年筆
1995年に発売された限定品です。世界で10,000本。日本で僅か600本です。
クロワゾネ(Cloisonne)というのははフランス語で七宝焼きだそうです。ランディーまたフランス語を1つ覚えて利口になりました!使用する可能性ほぼ0ですけれど・・・
センテニア、センテニアルというのは100年祭を意味します。
1995年の100年前の1885年に何があったのでしょうか。なんの100年祭なのかはよくわかりません。
PARKER ソネット プレシャス シズレGT 万年筆
スターリングシルバーの格子模様が大変美しい!
スターリングシルバーとは銀の含有率が92.5%のものをいいます。
シルバー925の事ですね。銀製品は合金にしないと強度が得られないので残りの7.5%は銅などと合成しているようです。
銀製品は使用していると黒ずみますが、それは酸化しているのでなく硫化しているからです。空気中の硫黄成分と化学反応して硫化銀になり、それが黒ずみの原因です。
アマゾンのレビューで黒ずんだソネットプレシャスシズレを歯磨き粉つきティッシュで磨いて元通りの輝きに復元された方がいました。
万年筆を重曹水なんかに浸すわけにはいきませんから、賢い手入れ法ですね。
シズレ(ciselé)とはフランス語でみじん切りのことだそうです。格子模様がみじん切りににているからですね。
これは今日からでも使えそうなフランス語ですね。
「貴様をシズレにしてやろうか!」とか。
東北訛で失礼しましたをしずれーすますた、というかどうかは知りませんが、それだとみじん切りにしました、という意味になるのですね?
言語というものは本当に奥が深いものです。
もうこの世から絶滅しようとしている万年筆の延命をお願いするエントリーでした。
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[…] 追記:このステッカー売れまくっているので、この記事の趣旨が この記事を読んだ奥様方に伝わっていなくてがっかりしています。 頑張って座り小便してくれる優しいだんな様には万年筆の一本でも 買って… […]