エクアドル製パナマ帽で暑い夏を涼しく乗り切るダンディーな中年
オラコモエスタ!ランディーです。
殺人的な暑さの日々が続いておりますが、いかが
お過ごしでしょうか。
中南米であるメキシコには行った事があるのですが、
南米にはまだ足を踏み入れたことがありません。
ブラジルへは行く機会があったのですが、連れて行ってくれる
筈であった知り合いが亡くなってしまったので
チャンスは自分で作らなければなりません。
この年になると周りでぽつぽつと知り合いが他界されますよね。
健康に気をつかいつつ、美味しいものを食べお洒落も
楽しみたいですね。
パナマ帽はパナマ共和国ではなくてエクアドルが原産国
この帽子はパナマ草(トキヤ草)というヤシに似た単子葉植物から
作られるのでパナマハットと呼ばれるようになりました。
このパナマ草は現地ではjipijapaヤシと呼ばれています。
発音はヒピハパです。スペイン語のJはハ行になります。
デザイナーの加賀清一さんのブランド名もJipijapaです。
このパナマ草が由来となっています。
加賀さんは大変渋いダンディーなおじさまですね。
いつまでもお洒落でいたいものです。
パナマハットの歴史についてお勉強してみる
1600年代の初頭から中期にかけてエクアドルの海岸沿いで
パナマハットの編み方が改良されてきました。
アンデス山脈近くの山間の小さな町でも家内工業として発展し、
17世紀から18世紀にかけて今の伝統的な編み方が完成
したようです。
エクアドルで編まれたこの帽子は世界に輸出する際まず
パナマ地峡に送られました。このことからもパナマから来た帽子
ということで原産国エクアドルよりもパナマハットとして
世界で通用するようになったのかもしれませんね。
パナマ運河とパナマハットとルーズベルト大統領
ベルトの記事でもこの大統領が登場しました。
ランディーとゆかりのあるルーズベルト大統領です。
パナマ運河は最初、スエズ運河を作ったフランス人の事業家かつ
外交官のレセップスが作ろうとしていましたが頓挫しました。
それをチャンスとし、アメリカはパナマを独立させパナマ運河建設の
権利を得て1914年に完成させました。
当時はパナマ地峡はコロンビア領であったのです。
時の大統領はセオドア・ルーズベルト。運河の建設現場を視察する際に
パナマ帽をいつも被っていることでこの帽子が人気となりました。
上の写真も大統領がパナマ運河建設の視察中に取られた写真だ
そうです。帽子にあわせて全身白づくめのファッションです。
パナマ帽が出来るまで。現地の制作動画を見て学ぶ
パナマ草(トキヤ草)は太平洋からの貿易風とアンデス山脈から
吹き降ろす風がミックスされてできるエクアドル原産の
貴重な植物です。
この動画の舞台である工場はエクアドル第三の都市とされる
クエンカの郊外です。標高は2500mほど。
このクエンカという都市は物価と税金が安いため近年北米からの
移住者が増えている町のようです。
トラックに積んだ乾燥パナマ草売りのおばちゃんと
パナマハットを紡ぐおばちゃんの井戸端会議。
パナマ帽は一日で出来るものもありますし、高品質のものであれば
2週間かかるものもあるのだそうです。
クエンカの地理的好条件として一日の日照時間が12時間ほど
あることだそうで、なるほど女性のみなさんは道路や
ガレージのようなところで紡いでいますね。
電気代の節約なのでしょうか。
この工場には10万個、機械加工前の手編み状態の帽子が
ストックされているようです。
加工前の帽子は一つ一つ洗浄されたあと漂白そして染色
されます。
天日干しの工程が土の上でダイナミックに展開されていて
異国情緒が味わえますね。
固さを出すためのアイロンがけですが、大変旧式のアイロンで
驚きました。炭火アイロンというものですね。アンティーク好き
なので一つ欲しいです。
柔らかさを出すために木槌で叩く作業が必要となります。
誰のお顔を想像しながら叩きまくるのでしょうか。
最終的な成形は機械で行います。帽子のくぼみ(トップクラウン)
の形状を作ります。
形状安定のためのラッカー処理をしたあとリボンをつけて完成です。
お疲れ様でした。
現地の皆さんのご苦労や暮らしぶりが分かる良い動画でした。
パナマ帽のコーディネート例を画像とともに
パナマ帽のかぶり方を検索されていらっしゃる方もいます。
被っている画像を多く載せますので参考になさって下さい。
帽子とジャケットの色を合わせても全然いけますね。夏らしく上半身を
軽やかに涼しく演出できます。
ボトムの赤色は真似できませんが、しっかりした濃い色を選ぶこと
でバランスが取れます。
リボンの色とポロシャツの色を両方ともブラックで統一していて
シンプルですが大変良いですね。誰でも簡単に真似できて
よく似合うと思います。
パナマハットはやはり夏の帽子なのでポロシャツにもよく合いますね。
ベージュとグレーの相性もなかなかいいですね。
サングラスとリボンの色もブラックで合っていて渋いです。
髪が薄く、目力のないランディーの夏はこのスタイルで決まりです!
あとはおデ部を退部して胸板を厚くしないといけません。
前途多難であります。
ベージュとグレーの組み合わせが気に入ったのでもう一画像。
半袖とパナマ帽の相性ってとってもいいですね。
しかしこのモデルさんはなぜコーヒーをカップとソーサーごと
もって遠い目をしているのでしょうか。
無礼な店員に手渡しされてご立腹なのでしょうか。
ソーサーを掴んでいる手の血管が凄いです。
「ってめー、これティースプーンじゃなくて和菓子切るときの
楊枝やないかい!」ってとこでしょうか。
どや顔おじさん二連発ですが、左のジーパンにカジュアルに
合わせるかんじもいけてますね。右の決めすぎはちょっと
ださい気もします。
フェルトハットはダンディーに。パナマハットはカジュアルに
という風でしょうか。
しかしここまでカジュアルだとファッションなのか
ルンペンなのか分かりにくくなりますので上級者以外は
真似をしないほうがよさそうです。
帽子の色を濃くするとこのように紺のシャツにも合います。
ボーダーのシャツとの組み合わせも参考になりますね。
それにしてもこの方が腰掛けているグリーンの樽が何なのか
大変気になってしまいますMcなんとかニューヨークとありますね。
ウイスキーか何かの樽でしょうか。
通販で買えるエクアドル直輸入のパナマハットのお店
パナマハットの本場エクアドルでもカジュアルラインで定評の
あるブランドがアルパです。南米らしいネーミングですね。
アルパカから由来しているのでしょうか。
カラフルなものからベーシックかつシックなものまで
幅広い品揃えでサイトを見ているだけで南国気分を味わえます。
ランディーがアルパで購入したパナマ帽
アルパのモダンラインからFOXTROT(フォックストロット)
を選びました。レッドとネイビーのリボンが気に入っての
購入です。
リボンは期待通りの色でしたが、帽子自体の色がもっと
濃いものだと思っていたので、最初はちょっとショックでした。
ですが、実際に装着してみると自然な色合いで洋服に
とてもよく合うので満足しています。
普通の麦藁帽子といった色なのでもう少し濃いか
淡い色のもののほうが折角の高値ですのでよかった
かもしれません。
上の商品画像は一番良い照明下で取られたプロのものなので
流石に私のアイパッドで取った写真とは違います。
ですが、私の写真の方が実物に近い色なので参考に
なさって下さい。14000円もしたので、長く
大切に使いたいです。やはり良いものは違います。
ショッピングで帽子を見かけるとつい手にとってしまうのですが、
これほど目の細かいものには滅多にお目にかかれません。
帽子のサイズの測り方は以外と簡単
帽子をネット通販するときに一番注意しなければならないことは
もちろんサイズであります。
眉毛より1cm上のところを毛糸などの糸を利用してぐるりと
水平に巻きつけます。ちゃんと水平になっているか鏡で左右の
サイドを気にしながら巻きましょう。
その糸のサイズより0.5~1cm余裕を持たせたサイズが
帽子のサイズとなります。
巻尺をあたまに巻きつけるより紐の方が巻き付けやすいので
その紐の長さを測った方が正確ですし操作もしやすいです。
鏡を見ながら張った毛糸が歪んでいないかチェックして
下さいね。
パナマ帽のお手入れ動画で手入ればっちり!
パナマ帽は自然の商品ですので型崩れや裂けや割れを防ぐには
適度に加湿しないといけません。
スチーマーなどなくても沸騰させたやかんの蒸気で代用できます。
汚れに関してはドラッグストアにアンモニア水が500円以下で
売られていますので、柔らかい布にしみこませて汚れを
落としてみて下さい。
以上、中年ど真ん中なランディーと致しましてははげ隠しも
かねましてこれからどんどん帽子ファッションを取り入れて
いきたいと思います。
お互い素敵に楽しく年を重ねてまいりましょう!
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