森鴎外「寒山拾得」感想

寒山拾得

寒山拾得の画を骨董店の店先で見たランディーだ!
古くから掛け軸のテーマになっているのである。

老人とも童子とも見える二人の男が薄笑いを浮かべている不思議な
絵に寒気が走り、ジョギングついでに森鴎外の寒山拾得を紐解いてみた。
肝試しだ。

寒山も拾得も中国唐代は浙江省の僧侶

浙江省場所

中国の省の場所が少々わからないから貼っておく。

中国22省の覚え方

サアササ~牛ふり セッセ ココココ カカカカ キキ

中国4000年の由緒ある牛ふり祭りの呪文である。
そしてそんな祭りは当然ない。
中国22省の頭文字を適当にアナグラムしてみた。

サ 山東省 さんとう
ア 安徽省 あんき
サ 山西省 さんせい
サ 陜西省 せんせい
ウ 雲南省 うんなん
シ 四川省 しせん
ふ 福建省 ふっけん
り 遼寧省 りょうねい
セ 青海省 せいかい
セ 浙江省 せっこう
コ 湖北省 こほく
コ 湖南省 こうなん
コ 江蘇省 こうそ
コ 黒竜江省 こくりゅうこう
カ 広東省 かんとん
カ 河北省 かほく
カ 甘粛省 かんしゅく
カ 海南省 かいなん
キ 貴州省 きしゅう
キ 吉林省 きつりん

森鴎外の寒山拾得あらすじ

唐の時代、田舎から中央へ意気揚揚と赴任してきた官吏が頭痛に悩んで
いたところへ訪ねてきた乞食のようななりの見知らぬ坊主が頭痛を治して
進ぜるという。

半信半疑で頼んでみると、口に含んだ水をいきなり頭に吹き付けられ、
びっくりしたとたんに頭痛が癒えた。

心服した官吏に坊主は自分は天台の国清寺の僧で豊干だという。
官吏はついでがあるから伺いたい、ついては誰か偉い人を紹介
してほしいと頼むと豊干は拾得と申すものがおり、これは普賢、
また寒山と申すものがおり、これは文殊でございますという。

注)普賢は普賢菩薩、文殊は文殊菩薩

衣服を改め輿に乗り、従者数十人を連れて国清寺に行った官吏
がみたものは・・・

出迎えた僧が「おい拾得!」と呼びかけた先には、かまどの前
で一人は髪の二、三寸伸びた頭をむき出しで草履ばき、
もう一人は木の皮で編んだ帽子をかぶって木履ばきのいずれも
痩せてみすぼらしい小男だった。

唐代の木履(ぼくり)はこんな感じだろうかby中国の適当なサイト

唐代の木履

二人のそばに寄った官吏がうやうやしく官名、職名を名乗るのを尻目に
高笑いをして逃げ出す。「豊干がしゃべったな」と言っていたのが聞こえた。

何を言いたいのかいまいち分からない話ではある。
聞くところによると鴎外がやっつけしごとで翻訳した話だということだ。
いい小遣い稼ぎだったのかもしれない。

何にせよ、冒頭では単なる水によって頭痛は治り、
寒山と拾得という二人の菩薩を恭しく訪ねてもあざ笑うかのような
扱いをうけた。

神や仏のすることなんて実際大した物ではなく、真理というものは
意外とシンプルでありふれたものだと言っているような気がする。

ランディーは無神論者だから、神なんていないよ、
全てお前の心のあり方さ、という風に読んだ。

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ランディーのプロフィール

profいやね!
アラウンドフォーティーな自由人。 バツイチ子無し独身、一人暮らし。 子供は好きだがこれから育てようとは 思わない。よって再婚はない。 残りの人生をダンディーに楽しむのみ! 趣味はテニス、ピアノ、エレキベース。 いずれもど下手なので愉しみがいがある。

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