カースト制度ナウ!インド不可触民の実態

ダリットの子供

インドに行ったら会いたい人は~♪
ラジャーラジャー♪マハラジャー♪ってこの曲、戸川純さんだったのですね!
今でもバンド活動なさっているそうですがお元気でしょうか。

インドと聞くだけで無性にカレーが食べたくなる単細胞な私なのですが、
カレーは激辛でジャガイモの入っていないものが好みで福神漬けは
あってもなくても構わないランディーです。ナマステー。

ダリット(不可触民)のカップルが斧で殺害された事件

ロシアニュースサイトスプートニク
スプートニク日本語版にダリットの夫婦がわずか15ルピー
(23円)の借金のために殺されたニュースを読みました。

町の名前は書いてありませんが事件が起きたのは
ウッタル・プラデーシュ州。この州は人口最大でインド北部、
首都ニューデリーにも近いところ。

23円でクッキーを3袋をつけにして買い、日銭を稼いだ後に
支払うといって立ち去ったところを雑貨商の店主が追いかけ斧で
殺害したそうです。

手元に山際素男著 不可触民と現代インド(2003年)
という本があるのですが、そこの最初のページには40年前
に筆者がインドに留学していて知り合いとドライブにでかけた
時に起きたことが書かれています。

運転していたインド人が人を轢いてしまった。しかし不可触民の
農夫であることがわかるとそのまま車を走らせひき逃げする。
筆者が必死でドライバーを制止するのだが、ダリットだから
問題ないとのこと。そしてそのことが記事になることはなく、
なんのお咎めもなかったとのこと。

この本が書かれた2003年の40年前は1963年。
カースト制度が憲法で廃止されたのが1950年。

今回2016年の7月の事件はロシアのニュースサイトにまで
知れ渡っているので犯人も当然捕まったことと思います。

不可触民アンベードカルの生涯


またまた山際先生の御本です。
ダナンジャイ・キール氏の本を翻訳されました。

インドの政治家であり思想家だったアンベードカル氏は不可触賎民の
出でありながらボンベイ大卒、米コロンビア大で博士号をとりました。

1947年にインドがイギリスから独立すると法務大臣となり
晩年は仏教に改宗し、彼に続いて多くのダリット達も改宗したそうです。

命をかけてダリット達の地位向上を目指してアンベードカル氏は
生涯戦いました。

キール氏はこう書いています。
「人々はマハトマ・ガンジーを不可触民の父といっているがこれは
歴史の捏造であり、アンベードカル氏こそが不可触民の父である。」

マハートマというのは偉大なる魂という意味らしいのですが、
たしかにインド独立には多大なる貢献をしたかもしれません。
けれどもカースト制自体は支持しアンベードカル氏と対立しました。

アンベードカル氏もマハートマ・アンベードカルと呼ばれても
いいように思います。

カースト制度のはじまり

紀元前13世紀ごろにインドに侵入してきたアーリア人が
インドの先住民を支配、統制するためにできたバラモン教がカースト
制度の元になっているようです。

日本でお釈迦様として知られる仏教の開祖である
ゴーダマ・シッダールタは紀元前5世紀頃の人物とされています。

彼はカースト制度を否定し人間が平等であることを説いたので
仏教は人気を博しマウリヤ朝では国教として保護されます。
アショカ王が有名ですね。

しかしそれ以降保護してくれる王朝は現れずインドでは
仏教は衰退してヒンドゥー教がそれに取って代わります。

1994年当時の不可触民のドキュメンタリー「ダリットの声」(英語)

英語の動画ですみません。
日本人が英語を苦手とするたった一つの原因はこれです!

不可触賎民、不可触民、アンタッチャブル、アウトカースト、ハリジャン
など多い呼び名ですが近年ではダリットと呼ぶことが多いです。

インド人口の20%がダリットだとナレーターのお姉さんは言ってます。
1994年はまだ人口10億いっていませんけれど2億近くの人が
ダリットということになります。

バラモン、クシャトリア、バイシャ、シュードラは前世のカルマに
よって振り分けられると信じられていますが、カーストの外に
いるダリットは人とみなされておらず今も未来もダリットの
まま変われない。

ダリットの女性はさらに過酷。夫の所有物とされ、どこへ行くにも
夫の許可がいる。アウトカーストと女性であることの二重差別に
苦しんでいる。

上位カーストのばばあがでてきますが、ダリットの人々に土地を貸し
収穫物は取り上げるくせに、種と肥料代はダリットが負担しなければ
ならず、そのお金もこのばばあが2割の利子をとって貸し付けるそうです。
返せるわけないので労働として永久に支払い続ける。

子供の労働は1日12時間働いて17ルピーとのナレーション。
前述した15ルピー(23円)で殺害された夫婦は2016年の事件。
20年たっても賃金レートに変化がないどころか悪化の懸念も。
それは日本も変わりませんが。

テレビを見ているシーンがやるせなさ度マックスです。
ボリウッドのダンスが映し出されているのですが、その煌びやか
な映像は彼らの目にどのように映っているのでしょうか。
目に毒すぎます。

オウムにカードを引かせる占い師にはインド人でなくてもびっくりです。
あれ日本でやれたら凄い儲かる気がします。

いやー、欝になってきたのでそろそろ休ませてもらっても
いいですか?

一方世界の高級住宅地は・・・


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ランディーのプロフィール

profいやね!
アラウンドフォーティーな自由人。 バツイチ子無し独身、一人暮らし。 子供は好きだがこれから育てようとは 思わない。よって再婚はない。 残りの人生をダンディーに楽しむのみ! 趣味はテニス、ピアノ、エレキベース。 いずれもど下手なので愉しみがいがある。

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